Top > DEATH NOTE > 第06話「綻び」
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*放送日 [#e82308ce]
2006年11月07日(NTV)
*あらすじ [#dc476289]
エルは、総一郎等5人と対面した。龍崎と名乗ったエルは、捜査員等にキラは顔と名前が分からないと殺せないこと、FBIが特定の5日間に調べていた中にキラがいること、マスコミを上手く使ってキラを追い詰めることなど、エルの推理を語った。そして、エルは自身の命をかけてキラを捕まえようとするのだった。一方、月は総一郎の着替えを、警察庁に持って行った時に受付でナオミと出会う。ナオミは、月に間木照子という偽名を名乗ると、婚約者であるレイが殺された事とレイが遭遇したバスジャックとの関連性についての推理、そしてキラは心臓麻痺以外の方法で人を殺せることを月に話したのだった。
*感想 [#u0f2ea1b]
今回は、シナリオ上大きく分けると、エルの推理と月とナオミの対面だ。
Aパート、Bパートのように分かりやすく構成したのは、かなり上手いと思う。これを、エルの推理を少し進めて、ナオミとの対面も少し進めてといった時系列風にやっていたら、シナリオが入り組みすぎてついて行けない状態になるところであった。分かりやすいように見せているところも、かなり好感が持てると思う。
よくある、たいして入り組んでもいないストーリーをこうやって時系列に見せることで分け分からない状態にする作品をたまに見かけるが、相当上手いまとめ方をしないと、分からなくなるし、こういった見せ方をするのは臨機応変にやらなくてはならないと思うのだ。
さて、細かいところを見ていくと、まずエルすげぇ。月の心理分析をし、それを上手く利用して、FBIが1500人の捜査官を派遣したニュースを流す。月に揺さぶりをかける作戦に出た。
そして月が一番隠したいであろう、FBI捜査官が月を調べた5日間に限定して調べさせる。バスジャックにも近づいて行っている。
さて、ここで楽しみなのは、この調子では月の名前が捜査線上に浮かぶのは時間の問題になってきたように思われる。そこで、月の父、総一郎の伏線だ。
この捜査を、総一郎が当たることになり、まだどういったことで、この伏線が使われるのかは分からないが、総一郎は、月をかばうのではないだろうか?
一度は捜査線上に浮かんだ月だったが、総一郎がかばう。そして、そこで総一郎とエルの間に確執が生まれる。そういったことも、シナリオ上考えられるようになってきた。
次に月とナオミの対面。
今回ナオミが一枚上手だった。しかもナオミが、間木照子の偽名を名乗ったときリュークが鼻で笑っていた。上手い演出である。
リュークは、死神の目を持っているので、その人間を見ただけで名前が分かる。嘘をついていることがすぐに分かるのだ。しかも、偽名を使ったことは月には言えない。この先、リュークがどう出るかも、楽しみではある。
今回はナオミはまだ第3勢力のままだった。このまま第3勢力でナオミの独自捜査が進むのか、それともエルに情報がいってしまうのか。月がナオミの本名を知るのが早いのか、いずれにせよ、月にとってもエルにとっても、ナオミはキーパーソンということになる。
これを受けて、今回の話から、月はナオミを殺害しようとするのだろうけど、間木照子は偽名である。そこで、月がどう出るのか、これも楽しみだ。
今回、浮上してきた事実により、月はだんだんと劣勢になっていくのが分かってきた。次週ぐらいまでは、かなりエルが優勢になる状況だと思われる。そこで、キーパーソンは、ナオミと総一郎だ。
この二人の動向如何によっては、月はかなり不利になる可能性もあるし
うまく、ナオミを殺害に成功し、総一郎を使ってエルの正体を掴むことが出来れば、一気に優勢になることも考えられる。
また、中間線であるナオミ殺害には失敗するが、総一郎からエルの情報聞き出す、という線が私としては一番濃厚な線ではないかと思われる。あるいは、その逆で、ナオミ殺害には成功するが、捜査線上に月が浮上するということも考えられるが。いずれにせよ、中間線であることは間違いないのではないだろうかと思う。
そして、直近で月はどう巻き返すのか、物語全体としては、月とエルはどうなっていくのか、かなり楽しみになってきた。
*コメント [#w76229d7]
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