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Top > パンプキン・シザーズ > 第17話「なお救われぬ闇たち」
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*放送日 [#kd5c1652]
2007年01月29日(tvk)
*あらすじ [#a6f32e3c]
永遠に思えるような1時間という長い戦いが始まった。アリス少尉は陸上1課の特殊部隊クレイモア・ワンの足止めを行っていた。しかし相手は多勢に無勢、いくら武芸達者なマルビン家の人間とはいえ一人で戦うには無理があった。アリス少尉の顔には疲労の色が見え始める。一人また一人と倒されていく兵士を見てクレイモア・ワンの隊長は焦りを覚えていた。そんな焦りから隊長自ら打って出ようとアリス少尉に勝負を挑んだ。リーダー同士の長い戦いが始まった。その頃、ハンクス大尉はアリス少尉の発砲許可を取り下げるため、陸上1課のコネリー少佐を訪ねていた。しかし1課のクレイモア・ワンの出撃はどうしても取り下げることが出来なかった。戦争が終結し軍も予算縮小の一途を辿る中、地下水道に住む数多くの住人たちにヒンメルを売りつけ莫大な資産を稼いでいる水道局に習って、軍もそれに荷担し予算を得ようという算段だった。ハンクス大尉はミヨンの背後組織についての大きさを語ると、1課にその情報をリークしようとアリス少尉の発砲許可の取り下げとの交換条件を提示した。アリス少尉とクレイモア・ワン隊長の勝敗が決したのはその頃だった。敗れた隊長はアリス少尉に自分達は囮で別働隊がミヨン確保に動いていることを伝えたのだった。
一方、マーチスと伍長は、ミヨンとハンスの足取りを追っていた。1時間で見つけなければアリス少尉が危険になるというプレッシャーと戦いながらも地下水道の中で何とか二人を発見する。二人に発見されたときハンスは、発作を起こしていた。発作を起こしながらハンスは908HTTの仲間が死んだときのことを思い出していた。その日は任務が終わり着替えていたときのことだった。突然、耐熱服を脱いだ仲間が次々と皮膚から出血し倒れたのだ。丁度その時ハンスは耐熱服が運良く体に絡まり脱げないでいた。だからハンスだけが絶命を免れた。次々と仲間が倒れ絶命していく。その光景をただただ呆然と見つめるしかなかった。それ以来、死への恐怖からハンスは防護服を脱ぐことが出来なくなっていた。仲間を失った絶望から人を焼き殺す事で心の中にある何かを満たしていた。早く行かないと追っ手が来るとミヨンの声でふと我に返るハンス。そんなところへ、伍長が現れた。ハンスの火炎放射器に灯りが点る。そこへマーチスが手榴弾を投げ込むが火炎放射器の炎で減爆され辺りに煙が立ちこめた。伍長のランタンに鬼火が灯ったのはその時だった。全てを破壊し尽くす人間兵器である伍長はハンスの火炎放射器に焼かれながらも接近戦に持ち込みハンスの耐熱服だけを壊したのだった。なぜとどめを刺さないとハンスが伍長に問う。伍長は、同じ仲間だから殺せないと言うのみだった。ハンスに仲間と呼べる存在が出来たときのことだった。クレイモア・ワンの別働隊が放った弾丸がハンスの頭めがけて飛んできた。弾は厚い耐熱服を破って中にいるハンスを貫通する。それと同時に別働隊が一斉射撃を行う。弾に打たれないようマーチスが身を挺して伍長を庇った。辺りには、ハンスと流れ弾に当たったかのように見せかけた銀の車輪の口封じのために殺されたミヨンの遺体が転がるのだった。
*感想 [#jeac9ae5]
**暗い展開 [#n1c5d178]
よく暗い展開だから良いとか悪いとか言うが、私自身は暗い展開だろうと明るい展開だろうと、それはシナリオの善し悪しには関係ない。シナリオを盛り上げるうえでは、どちらの展開も必要になる。
よく私が言っている「面白い」は、英語で言う「funny」ではない。どちらかというと「interest」の方。
たぶん、面白いと書くと、funney の方を思い浮かべる方がいらっしゃると思う。だから、「面白い」は前後の文を良く読んで文脈から判断しなきゃいけないわけだが、これが結構誤解されやすい。日本語が難しいのも、こんな曖昧な部分があるからだということが最近分かってきたのだが。。。
さて、これをふまえた上で今回は「暗い展開で面白かった」
**1課と3課 [#t4ae3a58]
戦争が終結して3年。地下水道に難民が流入。人口はふくれあがり無法地帯と化す。それに目をつけた銀の車輪結社は、そこで麻薬売買。民衆を麻薬の力でコントロールし収益を得る。それに目をつけた陸軍。予算確保のため軍も麻薬を売って収益を得る算段をだった。まとめるとこんな感じになるのか。。
すごい設定。よく考えられているし、かなり社会が混乱しているというのを上手く描いているなぁと思う。3課というよりは、ハンクスが何かを掴んでいるこれからのシナリオ上キーパーソンのような人物になってくるのだろうか?
**伍長 vs ハンス [#h4a6d546]
壮絶な戦闘シーンだった。
ぶつかる二人の過去。特にハンスの暗い過去である。防護服を脱がなくなった忌まわしい記憶、仲間が死んだ事への喪失感を上手く表現していたのではないだろうか。
**カウプランの謎 [#t160b040]
カウプランは、どうやら防護服の中を満たす液体の研究に成功しているようだった。しかしハンスが死んだ今、それは必要なくなったという。
カウプランがハンスのために開発したのだろうか?
もし、そうならば、カウプランの良心というべきものが垣間見えたような気がする。
はじめはカウプランも医師として研究者として人を守るために行動していたはずだと思うのだが、それがどのようなきっかけで、目的が変わり、人を人とも思えぬ殺人鬼になってしまったかという、辺りが知りたいと思った。このカウプランの変貌していく様はカウプランというキャラクターを掘り下げる意味で大切だと思うのだ。作中には出てくるのだろうか。。
そして、伍長もまたカウプランの目的には気がついていないようだった。
**全体的に [#qf6e8299]
次回予告から、次回はステッキンの話らしいので、伍長関連のエピソードは、ここで一段落といったところだろうか。13話を越えた辺りから、かなり面白くなってきたパンプキン・シザーズ。作品のテーマである「人為制裁」を表現するには申し分のない、これまでの流れではないだろうかと思う。
**世界設定 [#xe7d4f0e]
このパンプキン・シザーズの舞台となる時代は、19世紀から20世紀にかけてのヨーロッパがモチーフになっていると思われるが、私は兵器や物の歴史についてあまり明るくないので、どの辺の時代なのかなと思う。
第2次世界大戦ぐらいの時代をモチーフとしていれば飛行機が出てくるだろうし、第1次世界大戦ぐらいの時代ならば、戦車が開発されたばかりなので、あまり活躍の場は無かっただろうし。
まぁ、作者の思い描いた世界設定なのだろうけど。
陸上3課というところが、描写のメインなので、作中に飛行機が出てきた印象が無くて、時代背景的なモチーフはどこなのだろうと、いつも気になっている。
*コメント [#qd303dcd]
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