Top > パンプキン・シザーズ > 第16話「切り裂きし者」

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*放送日 [#if183e57]

2007年01月22日(tvk)

*あらすじ [#k4256c4c]

水道管理局長ミヨンは恐怖に震え上がった。目の前にいる銀の車輪結社の使者が持つ異様な殺気に冷や汗が落ちる。使者はその顔に仮面をつけていた。何者とも分からない使者はミヨンから書類を受け取ると、常習性の麻薬ヒンメルの入ったトランクを渡す。そして使者が去ろうとミヨンに背中を向けた直後、ミヨンの合図で銃を持った水道局員が使者を取り囲む。優位になったかのように見えたミヨンは使者に結社の幹部に取り立ててくれと言う。しかし、その一瞬、使者の袖からワイヤーのついた剣が伸び、あっさりと水道局員のほとんどを倒してしまう。とっさに土下座して謝るミヨンだったが使者はヒンメルを配り続けろと一言述べ、その場を後にしようとする。と、その時だった。陸上1課の実働第一小隊「クレイモア・ワン」が麻薬取引の現場を制圧する。しかし兵士が発砲する前に使者は兵士を2,3人倒すと暗闇の中へと消えていくのだった。 

アリス少尉達が、麻薬取引の現場に到着したのは、その頃だった。現場の建物に入ろうとするも、陸上1課が制止する。しかしアリス少尉達は、制止も振り切って建物内へと車で侵入したのだった。そんな陸上1課は3課の規定違反としてアリス少尉等に対する発砲許可を求める指示を本部に仰ぐ。アリス少尉等が建物内につくと、ミヨンはその場にはいなかった。代わりに焼かれた兵士の遺体が転がっていた。残った兵士に取り囲まれるアリス少尉等だったが、アリス少尉を信頼しはじめている伍長とマーチスをミヨン捜索に当たらせアリス少尉自身は、残った兵士の足止め役をかってでた。拝命13貴族アリス・レイ・マルビンの名の由来は切り裂くもの、臆さぬ者はかかってこいと兵士の相手をするのだった。伍長とマーチスは、アリス少尉への発砲許可が下りるまでの1時間以内になんとしてでも抵抗するハンスを押さえミヨンを捕らえなければならないのだった。

*感想 [#kbf2a454]

**仮面の男 [#oeb73139]

銀の車輪の使者である謎の仮面の男。たぶん正体はアリス少尉の婚約者だと思われるのだが、この男かなり強い。 
今回のアリス少尉もかなり強かったのだが、たぶんこの仮面の男もまた、拝命13貴族のうちの一人なのだろうと思われる。 
アリス少尉の「レイ」が切り裂きの意味を持つらしいので、仮面の男もまたなにか異名を持つ者ではないかなぁと思う。 

先の展開予測として、アリス少尉がこの男の正体に気がつくシナリオがあると思われるのだが、相手は自分の婚約者である。かなりショックを受けるのではないだろうか。 
そして、銀の車輪結社もまた、帝国の貴族やらの権力を持った者が、政治とは離れたところで秘密裏に帝国を動かしているのだろう。 
この組織の行っていることが、この作品のテーマとなっている「人為制裁」をどこまで突っ込んでやるか、これからが楽しみだ。 

これからの方向性として、銀の車輪結社の目的は戦争を行うことなのだろうか? 
とも、思ったのだが、戦争後という設定になっているから、たぶん銀の車輪結社の思惑で戦争行ったと思われる。 
戦争や軍需産業というのは悲しい事ながらビッグビジネスだ。 
だから、富や権力を手に入れる方法としては最も手っ取り早い。 
すると、これからの銀の車輪結社がどうしたいのかが、よく分からない。 
まぁ、あの世界設定が全て語られていないというのがあると思うのだが、方向性としてはどっちの方向にいくのかな。 
この作品のテーマになっている、「人為制裁」や「人としての尊厳」といったところからは、大きくはずれることはないと思うのだが。 

**カウプラン [#q8195d88]

カウプランと、銀の車輪結社がどれほど繋がっているのかというのは、まだ作中に出てきていないので、分からないのだが。水道局が軍のスポンサーになっているくらいだから、たぶん想像するに金銭的な援助は絶対にあるだろうなと思われる。 
そして前回、伍長から取ってきたサンプルと、これからの伍長とハンスの戦いでどちらかが倒れ得られるサンプルを期待しているような引きで今回終わっていた。 
それはまるで、伍長とハンスが実験用モルモットかなにかのような扱いだ。 
マッドなサイエンティストぶりを発揮していた。 

**臆さぬのならかかってこい [#la1b9ee9]

今回のアリス少尉の決め台詞、「臆さぬのならかかってこい」だが、ここで出来た。そしてアリス少尉の名前の由来なども今回出てきた。 
かなり重要な回ではないかと思われる。 

そして、この「レイ」が切り裂くという意味。 
これは、パンプキンシザーズの分厚い皮をかぶった「人為制裁」に対して、ハサミで「切り裂く」ということにかけているのかと思う。 

戦後、麻薬をばらまいて人体実験までやっているような全ての社会悪を包括するような組織だ。アリス少尉等がいかにハサミになって分厚い皮を「切り裂く」か、今後が楽しみだ。 

**全体的に [#wa99699b]

今回のシナリオは、かなり良かったのではないかと思う。 

-銀の車輪結社と陸上3課、突入する陸上1課。 
-水道局と銀の車輪結社 
-アリス少尉とその婚約者。 
-伍長とハンス。 
-伍長とカウプラン。 

このように、それぞれ対をなして動いていた。 
次回に先延ばしの部分があるが、上手くそれぞれが目的別に動いていてシナリオに引き込まれるように見ていた。 

この作品のすごいと所は、戦後という設定で、民衆が疲れ切って正常な判断が出来ない時を狙って群集心理を生かし巧妙に利益と権力をむさぼる組織を作りだし、それをどう壊していくかというシナリオの構図を作ったのが素晴らしいと思う。 
これまでの歴史、19世紀~現代にかけて見られるような、社会悪的な構図だ。 

*コメント [#fe8eb96e]

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