あらすじ祐一は魔物の件で怪我をした舞と佐祐理のお見舞いをするために、あゆを連れて病院へと向かった。病院で後から舞に事情を知らされた佐祐理は、知らなかったことに対してすまなさそうに謝る。舞もまた事態の整理が出来ないでいた。しかしこれから少しずつ整理していくという舞は、戸惑いながらも事態を終結してくれた祐一に対して礼を言った。そして、二人とも過去のことには拘らず、これからの事を考え始めるのだった。病室を出た祐一達は、廊下で栞と会う。出会って以来お互いの名前も知らないあゆと栞は、軽く自己紹介していると栞の主治医がやってきた。栞の主治医はあゆの顔を見て一瞬怪訝そうな顔をするが、何でもないと言うと栞を連れて栞の母の元へと戻っていくのだった。 次の日の朝、学校へと向かう祐一にあゆが追いかけてきた。あゆが言うには秋子が風邪で寝込んだという。母親のいないあゆは、大好きな秋子のため一日看病をすることに決めたのだった。学校へ着いた祐一は休み時間にあゆのことが心配になり、名雪を連れて水瀬家へ電話を入れる。あゆは慣れない事にも名雪のアドバイスを受けながら一生懸命看病するのだった。昼休み、祐一は秋子の看病に全く役に立たないため栞と会っていた。以前から行こうと言っていたデートへと栞を誘う。放課後、祐一が家に帰る頃には、あゆの看病のおかげかすっかり良くなった秋子が、祐一を迎えたのだった。 日曜日、祐一と栞はゲーセンへ行ったり、栞の大好きな公園へと出かけたりしてデートを楽しんでいた。デートの最中、栞は祐一と出会った時のことを語る。栞にとってそれは大切な思い出だった。そして栞の持ってきたスケッチブックに祐一の似顔絵を描く。栞の描いたそれは、お世辞にもあまり上手いと言えるものではなかったが、祐一はせっかく描いたものだからと似顔絵を貰うことにした。そうこうしているうちに、日が暮れるまで二人は楽しんだ。デートの最後に二人は学校へと向かった。栞のクラスにつくと、祐一に1学期の最初の日に倒れたことを告げる。もともと体の弱かった栞は自分の姉と学校に通いたいという夢を叶えるために無理に登校したのだった。栞は祐一に嘘をついていてごめんなさいと謝った。その後、栞と別れ水瀬家に帰宅した祐一の元へ1本の電話が入る。それは香里からだった。香里に呼び出された祐一は、夜の学校へと出かける。学校へ着くと、雪の降りしきるなか香里が待っていた。香里はポツリとポツリと自分のいもうと栞のことを話し始める。栞は誰でもしているような普通の生活を望んでいた。それが昔からの夢だった。しかし体が弱かったためそれは叶わなかった。あと一週間で栞の誕生日。医者からは次の誕生日までは生きられないと言われていた。もうすぐ栞は死ぬ。弱っていく栞を直視できないでいた。自分の前からいなくなると分かっていたから、栞のことを避けていた。妹などいなかったと自分に言い聞かせた。栞は何のために生まれてきたのか考えた。香里はそう語ると祐一にすり寄った。香里の頬は涙で濡れていた。 感想舞と佐祐理舞と佐祐理は入院してしまったが、二人一緒の病室で良かった。 舞と佐祐理のシナリオは収束を見せ、最後は一応のハッピーエンド、すごく感動したわけではなかったが、シナリオ的にはなかなか良いシナリオだったなぁと思った。 うぐぅは風邪ひかないまっすぐゴーも風邪ひかない それはそうとして、今回のあゆのことを見る医者の目で、あゆが入院しているのではないかという確信が少し深まった。 栞とデート「思い出に時間は関係ない。その人にとってその一瞬がどれだけ大切だったかだけ。」 良い言葉だな。 香里自分の大切な妹の余命が残りあとわずか。 本当はそれが一番辛い。 Kanonのシナリオは、このへんが非常に上手い。 似顔絵先の展開は分からないのだが、たぶんこの似顔絵、出てこなかったところ見ると、たぶん、やばい。。。何となくだけど、涙を誘うアイテムでは無かろうかと思ってしまう。そんな私は深読みしすぎなのだろうか? コメント |