あらすじ次の日、真琴が拾ってきた猫に二人は良い名前がないか考えていた。祐一が色々な名前を提案するも、真琴が気に入った名前は「ピロシキ」ピロと呼ばれるようになり水瀬家で飼うことになる。早速真琴は、保育所へピロを連れて祐一は学校へ登校するのだった。放課後、祐一は校門で待つ真琴を見かけた時、ふと見知らぬ下級生から声をかけられる。下級生に真琴の名前を聞かれ教えたとき、祐一は昔の記憶が蘇った。祐一はそのまま校門に向かうと真琴と一緒に帰路につく。家出から帰った真琴は、祐一に対して優しく接するようになっていた。事あるごとに祐一に話しかける真琴。家に帰ってもその態度は変わらなかった。その夜、祐一は昔を思い出していた。「沢渡真琴」それは、真琴の名前ではなく、祐一が子供の頃好きになった年上の女の子の名前だった。次の日、真琴の名前の謎が気になった祐一は学校で昨日話しかけられた下級生と話をする。下級生の名は、天野美汐といった。美汐から、祐一は過去に真琴と会っているはずだと忠告され、祐一は、真琴の謎の確信を深める。学校から帰宅した祐一は、事あるごとに祐一の部屋に訪れる真琴の相手をしながら、昔を思い出していた。それは、祐一が子供頃、怪我をしているところを見つけ手当てしてやった狐のことだった。そして、祐一が帰るまで狐をこっそり水瀬家で飼い、色々なことを話した。沢渡真琴という女の子の事もだった。祐一は、学校で美汐を再度呼び出し話をする。祐一が美汐に対して出した結論は、真琴は人ならざる存在ということ。そして、美汐も同じ経験をしたという。その経験から真琴は、命と記憶を引き替えに祐一に会いに来た。そして、真琴はだんだんと体力が衰えて人のように振る舞うことが難しくなると美汐は言うのだった。 感想「ごんぎつね」という話を知っているだろうか? 日本の昭和初期に作られた童話で、狐のゴンと、ある猟師の物語だ。 さて、なぜ、ごんぎつねの話をしたかというと、 双方、どちらも、ストーリー進行は全く違うものだが、20世紀の初頭に書かれた物語を今風にアレンジすると、こうなるのかなとも考えられる。 シナリオの全容が見えたわけではないが、真琴は命と記憶をかけて祐一に会いに来たのだ。真琴にそうさせたのは祐一との子供の頃の記憶があったからなのだろうか。。。天野さんという人物を含めて、まだ分からないことが多いので現段階で言えることは、真琴の思いを昇華して真琴のシナリオが終わって欲しいとねがうばかりだ。 この先、シナリオの持って行きようと、演出によっては この作品全体でのテーマがまた、少しずつ見えてきた。 コメント |