Top > パンプキン・シザーズ > 第04話「ヒビ割れた肖像」 放送日2006年10月23日(tvk) あらすじウォルキンス伯爵の一件より、回収した戦車が軍の最先端の技術を駆使して作られた物であることが発覚した。今回のアリス少尉達の任務は、その戦車について調べることだった。調査に出かけたアリス少尉等はなんの情報も得ることもなかった。仕方なしに回収した戦車がある倉庫へと向かったのだがそこで、謎の部隊の襲撃を受ける。謎の部隊は襲撃中に回収した戦車を破壊して去っていってしまったのだ。そんな時、マーチス准尉の中にある疑問がわき起こる。オーランド伍長がいた901ATTという部隊。そもそも、軍にはそんな部隊すらもなかったのだ。マーチス准尉は、この一件にはどうやら政府も絡んでいるかもしれないと思わせる言葉をハンクス大尉から聞いたのだった。 感想今回の話で、ネコがオーランド伍長の顔をひっかいた描写で分かった。 痛みを感じない兵士は、戦争が終わると政府にとっては用済みになる。しかし、痛みを奪われた兵士は、戦争後も色々な意味で悩ませられる。変えられてしまった彼らの中には戦争が死ぬまで永遠に終わらないのだ。そして、こういった兵士は過酷で残忍な人体実験から生み出される。 ここではあくまでアニメとしての感想だし、私個人として、ネットでの政治と宗教、そしてその二つが絡んだ歴史の話はしないことにしている。だから、詳細は書かないが、日本も例外なく、世界各国でこのような事が行われていたということを知っている。 そして、この作品が、そういった尊重されるべき人権や、人としての尊厳といった重いテーマを描こうとしている。今回の話はその導入と言うべき話だったのではないかなと思う。そして、それがどう描かれるのか、これから楽しみな部分でもある。 オーランド伍長はとても強い。しかし普段は温厚だが、心は、本当に荒みきっているのではないだろうか。 コメント |