Top > まなびストレート! > 第09話「わたしたちのうた」

放送日

2007年03月04日(テレビ東京)

あらすじ

○月×日、聖桜生徒会書記稲森光香、記す。

学園祭の中止をなかったことにするために、私たちは必死の署名運動をしていました。期限は1週間。それまでに、生徒全体の70%の署名を集めなければいけません。でも、どんどん日にちは過ぎていき、ちっとも署名は集まらず、周りのみんなの関心は新年度からの新しい制服だったりして、こっちには見向きもしてくれません。

私たち生徒会も、署名を集めるために何か良い考えはないかと、みんなで集まってアイディアを出し合います。でも私なんかは何も浮かばないし、まなびちゃんは学園祭にイルカを呼ぼうなんていってるし、芽衣ちゃんはなんだか犯罪みたいな怖いことを言い出す始末。芽衣ちゃんの怖さにまなびちゃんと二人でふるえていると、芽衣ちゃんがむっちーの意見を聞いていました。
署名運動はなかなかなうまくいきません。覚悟を決めてのぞんだことですが、思うように運ばず打開策も難航しています。明日になればきっと良いアイディアが出る。そう思っていると、一緒に怖がっていた、まなびちゃんに私の気持ちが通じたのかギュッと抱きしめてきます。結局その日は、芽衣ちゃんの合図で解散になりました。

明日になれば良いアイディアが出る。

明日になれば、きっと良いアイディアが出る。

明日になれば・・・きっと・・・良いアイディアが・・・

そう思いながらも3日が過ぎました。その日の集まりで、むっちーが署名運動に無理を感じて学園祭の事はきれいさっぱり忘れようと言い出します。でもまなびちゃんが、ここで諦めたら私たちの学園だと言うことが放棄するのと同じだよ。絶対に諦めちゃダメだと言います。なんだか微妙な空気が流れ私たちはうなずくしかありませんでした。

次の日の放課後、むっちーと芽衣ちゃんは生徒会室に来ませんでした。二人がいない生徒会室で、まなびちゃんと二人っきりです。まなびちゃんに、なんだか前に戻ったみたいだねっていわれて私はドキッとしました。そしてなんだか悲しくなってきたのです。帰り間際、まなびちゃんに忘れ物をしたから玄関で待っててと言い残して、私は生徒会室へ戻ります。誰もいなくなった生徒会室で、私一人。学園祭が終っちゃったような気がして、涙があふれてきました。

期限の日まで残り2日となりました。その日の昼休みに新しい校歌のお披露目が行われます。私とまなびちゃんは生徒会室でお弁当を食べながら校内放送を聞いていました。あつしみかさが総合プロデュースしたというその曲のテーマは「未来」。プロモのきれいさも合わせて、みんなの興味が釘付けになるのが分かります。

でもその時、事件は起こりました!!

突然、画面が切り替わり、何者かの手によって校内放送が乗っ取られました。

電波ジャックです!!

画面に映し出されたのは、宇宙人?と一瞬思ったら酸素マスクみたいな防護服を着た、どっからどう見ても桃ちゃんでした。桃ちゃんは校内放送を使って私たち生徒会の文化祭準備の様子を映し出しました。まなびちゃんの提案で生徒会室をリフォームした時、夏休み最後の日にみんなでやった花火大会。プロモを作りで徹夜した時、どれもこれも私が覚えているものばかり。バックには、わたしたちのうた聖桜の校歌が流れます。映像は、私が自己紹介で私の好きな言葉はトモダチと言っているところで切れました。桃ちゃんの放送が終ったあとも私は泣いていました。このまま、何も出来ないままみんなと離ればなれで終っちゃうなんてやだよ。そう思ったら涙がこぼれ落ちてきました。まなびちゃんも泣いていました。

それから私は、まなびちゃんの胸で泣いていました。すると突然、生徒会室のドアが開いて、大きな声で「まなびー」という声が聞こえます。むっちーの声でした。むっちーと芽衣ちゃんが駆けつけてくれたのです。私はむっちー達に学園祭をやろうと言いました。私、大切なみんなとなにかしたい、いまこの時に私たちにしかできない何かをやりたい。だから学園祭やろうとみんなに言ったのです。笑顔が戻った私たちは、みんなでそろって言いました。

「まっすぐゴー!!!!」

感想

園長もまた何かを変えようとした

30年前に、園長もまた学生寮の廃止に反対し、寮に立てこもることで何かを変えようとした。それは失敗に終ったかもしれないけれど、全く無駄ではなかった。

友達が出来たのだ。

趣味や考え方は違うかもしれないけど、一つの目的に向かって一緒に何かをやり遂げた仲間。
「友達から仲間へ」この園長の思い出には、こんなメッセージが込められていると思うのだ。
しかし、これはこの作品のテーマとなりうる核心的な部分だと思うので園長の言葉では語られない。逆に、30年後から過去を振り返ってみた言葉が代わりに語られているのみである。ここもまた、この作品の巧妙なところではないだろうかと思うのだ。

そして、今回のエピソードはこの30年前の園長のエピソードになぞらえて作られていたものかと思われる。この演出が上手いなぁと思った。

生徒会メンバーの気持ち

それぞれ生徒会メンバーが、諦めていたら後味が悪いいやな思い出になっていたかもしれない。
何かを変えるというのは、本当に難しいことで今回、その難しさ故にみんなのきもちが離れていくというストーリーだった。

かくいう私も、高校の頃は何かを変えたかった。人を集めて、協力して何か一つのことをやり遂げたかった。しかし、多人数で何か一つのものを作り上げるのは、相当に難しい。当時は、思った以上に軽く考えていた。
この難しさを知ったのは、社会人になってプロジェクトの運営方法を学んだあたりのことだった。それに若すぎた故にうまくいかないこともたくさんあったし、意見が対立したり、やって欲しい事をやらないで友達関係が壊れたこともたくさんあった。
今回の、むっちーや芽衣ちゃんのような気持ちは私自身よく分かるのである。

また一人になってしまった光香

生徒会の先輩が卒業し、一人になってしまった光香。
雨の日にむっちーの胸で泣いた光香だった。今度は、そのむっちーや芽衣とも別れてしまう危機に陥った。

このあたり複線の使い方が上手すぎる。

光香は、生徒会が一人になってしまったことでむっちーの胸を借りたのだ。そして、芽衣が一人でいた理由も光香は知っていた。
過去の話で3人それぞれのそんな描写をしておき、かつ光香はみんなでいることが本当に幸せだと言っているにもかかわらず、今回みんなの気持ちが離れ、また光香は一人に戻って誰もいない生徒会室で涙する。

上手い反復だよなぁ。。

そんなそれぞれ今までのキャラクターの描写を思いだし、何かをかえたかった園長の思い出話になぞられ、不覚にも泣いてしまった俺。

いやぁ、今回の話はシナリオ的にかなり上手いと思うぞ。

桃葉

やっと、桃葉が絡んだエピソード。
この桃葉が放送室を乗っ取ったおかげで、生徒会メンバーが一緒にやってきたことを思い出した。
桃葉のキャラクターや、立場を上手く使ったのではないかと思う。

全体的に

この感想を書いている現段階で、第10話「集う仲間達」を見ている。
このまなびストレート、何度も書いていると思うがテーマの打ち出し方や演出、そしてシナリオがかなり上手いのだ。だから、毎週気になって見てしまう。
そのおかげで、これからのシナリオの展開予測は11話からしかできないけれども、やってみようかと思う。

以前、第7話「なつのおしまい(ばいばい)」の感想で「文化祭は必ず行われる」とこれからの展開予測で書いたと思う。さらに、「重要なのは、文化祭が行われるかどうかではなく、文化祭が行われるまでの課程が重要なのだ」と書いている。

そのことから、第10話は、署名を集める話になっていた。
ここで、軽くネタバレになってしまうが、第10話で70%の署名が集まる。この辺は予想通りだ。もちろん第10話の最大の見所は、70%の署名が集まるところではなく、どうやってまなび達が署名を集めるかだ。ここに、第10話のおもしろさが全て集約されており、その点に関しては、第10話の感想で語りたいと思う。
というか、集まらないと話にならないし、この署名を集める展開を最終回まで引っ張るような構成ではない事に私としては、かなり安心していたりもする。

さて、第11話だが予想としては、文化祭への準備の話になるのだと思われる。そこで、なにか大きな問題が持ち上がり、第12話でそれを上手く解決し物語が終るのだと思う。
ここでの最終回へ向けての大問題を予想すると、たぶん文化祭を前にまなびの転校話が持ち上がるのではないだろうか?

いちおう複線として、この転校話は愛光学園の理事長と、まなびの兄がまなびはこれまで何度も転校を繰り返してきたという話が二人の間の会話で交わされていることからも伺える。

私としては、まなびが転校しそうにはなるが寸前のところで卒業までは聖桜にいるという辺りで決着して欲しいところだ。

さて、これだけ面白くて毎週楽しみにしている番組だ。頼むからオチだけは間違えないで綺麗に終って欲しいところだが。。。

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Last-modified: Sat, 22 Nov 2008 05:57:48 JST (3499d)