Top > まなびストレート! > 第06話「シナモンシュガーレイズド・ハピネス」

放送日

2007年02月18日(テレビ東京)

あらすじ

○月×日 生徒会書記稲森光香、記す。

つらい試験もあと1日。もうすぐ夏休みです。試験最終日を明日に控えて今日も学園祭の準備をみんなでしていました。みんなの関心は、テストと学園祭。学美ちゃんは、テストのときあやしい鉛筆を転がしているみたいでしたが、やっぱり、やまかんとか神様とかに頼っちゃダメでちゃんと地道に努力しなきゃと思いつつ、今晩は徹夜で勉強しようと決めていました。そして文化祭の方は準備が着々と進み、学美ちゃんのアイディアはみんなの注目を集めちゃってます。それから聖桜学園祭のホームページも芽衣ちゃんの力作で興味を持って学園祭に参加してくれる人が多くなりました。生徒会室でみんなで芽衣ちゃんの作ってくれたゲームで遊んでいたときのことです。明日で終わるテストの話になり、急に忘れていた現実を思い出させてくれます。今日はみんな試験勉強があるので早く帰ることにしました。

家に帰る途中のことでした。私は、むっちーと一緒に寄り道してアイスを買って食べていました。アイスを食べながら気になっていたソフトの県大連のことを聞いてみます。むっちーは「やるだけやって負けたから仕方がない」と言っていました。でもエラーをして負けてしまったのはむっちーのせいです。それを聞いた私はショックでした。生徒会役員じゃないむっちーだけどいつも私たちのことを気にかけて手伝ってくれます。でも私はむっちーに何もしてあげられないし私たちを手伝っていてそっちで負けてしまったらと考えると。。。気づいてあげれば。。。なのに。。わたしは。

むっちーと初めて会ったのは1年生の入学式のことでした。その日は、桜が舞い散る日でした。それとは反対で私はこれからの不安でいっぱいでした。緊張して学園の中を歩いていると人とぶつかって転んでしまったのです。転んだ痛みと、心の中の不安がいっぱいになって泣いちゃいそうになっていると、そっと手をさしだしてくれる人がいました。そして私に優しくほほえみかけてくれたのです。その後クラス発表があり、私はその手をさしのべてくれた人と同じクラスになりました。名前を聞いてみると上原むつき、むっちーと呼んでと言っていました。それが、桜舞い散る中で出会った思い出です。

私は明日の試験対策の勉強会ということで、ソフトで負けてしまったむっちーを励ますためにむっちーの家に行きました。むっちーの家は兄弟が多いのでいつ見てもすごい状況です。早速むっちーの弟にゲームに誘われて、遊んでしまいました。むっちーの家は賑やかで寂しくないなぁと思っていると、むっちーのお母さんが出てきて、結局勉強することになりました。早速教科書を開いて始めますが、できっこありません。すぐに休憩することにしました。家を出て、駅前のミスドに二人で行くことにしました。むっちーと二人で期末試験の前の日に手ぶらでカフェオレとドーナッツ。私たちは勇者です。ミスドで、むっちーに私とは趣味も合わないのになんで友達なのかなぁと言うと、むっちーは笑っていました。それから私たちは、いろいろな話をしました。深夜の誰もいなくなった街を歩いてカラオケに行き、結局朝まであそんでしまったのでした。

そういえば、むっちーとは、こんな事がありました。私が生徒会に入り先輩の卒業式が終わってしばらく経った時のことです。一人ぼっちになった生徒会室で私は泣いていました。その日は卒業式の先輩の写真を見ていたら急に寂しさがこみ上げてきました。そんなところにむっちがー生徒会室に来てくれたのです。外は雨が降っていてむっちーはずぶ濡れ、どうしたのと私が聞くと、むっちーは雨の中、一人になった私のために生徒会に入ってくれる人を探してくれてたというのです。優しい言葉をかけてもらった私はむっちーの胸の中でわんわんと泣いてしまいました。そんな私をむっちーはそっと優しく抱きしめてくれました。

次の日、とうとう何もしないまま期末試験最終日がやってきました。数学のテストを前にした私は、もう神様に祈るしかありません。しもじーのはじめの合図と共に問題を見ましたが、完全にダメダメでした。テストが終わって放課後、生徒会室に集まった私たちに、まなびちゃんが言いました。夏休み前の生徒会の仕事は今日でおしまいと。そしてしもじーからのカンパでお疲れ様会をやろうと言うことになりました。場所は駅前のミスド。私とむっちーは、顔を見合わせて笑うしかありませんでした。そして、さて行こうと言うことになります。みんなが先に生徒会室をでると、ホワイトボードを見ていた私にむっちーが急かしにやって来ます。私はあわてて出ようとしたせいか転んでしまいました。そんなむっちーは転んだ私に、そっと手をさしだしてくれます。それは、入学式で初めてあったむっちーと何も変わらない笑顔でした。私はうれしくなってでた涙をこらえながら、そっとむっちーの手をとりました。私は今ハッピーです。

感想

さいころ鉛筆

霊峰富士のありがたい木で作られているらしい。
メードインチャイナって書いてあるけどさ。
キニスンナ。

それはそうと、私が高校時代の話をしようと思う。
私が高校の時、いつだったかなぁ高校2年ぐらいの期末試験の時だったかのことだ。その年の化学の試験はかなり難しい試験だった。
私は、いつも赤点を取っているので、その時の化学の試験の点数はことさら悪かった。学校で一番成績優秀の彼も90点ぐらいしか、とれないでいると先生も言っていたくらい難しい試験だった。
俺の悪友で幼なじみの、そいつは今回の光香とむっちー同様、いつも赤点組の俺と一緒だった。しかし、その時の化学のテストだけ別だった。
ヤツは、たしか86点という点数だかを取って、化学のテストだけ学年6位をとりやがった。それ以外の教科はほとんど赤点。俺と一緒に赤点組だった。

化学のテストの時間、悪友のそいつには、神が降臨していた。

俗に言うダイスの神様だ。そいつは、回答が全てマーク式のテストだったために、筆入れにいつも持っているダイスで回答してた。
あとから、そいつに聞いたのだがダイスで回答するにもコツがあるのだという。まず、回答する前に。絶対これだけは、明らかに違うという選択肢を排除する。そこで、正解する確率がかなりあがるというのだ。
だいたい、選択肢は8択だったり10択だったりするから、まぁ10択でも正解する確率は、1/10=10%程度だ。しかし、彼曰く絶対違うという選択肢を排除するとだいたい1/3=33%。うまくやれば1/2=50%になるらしい。正解する確率が、約3倍になるのだという。

まぁそれでも、その確率に勝っていったわけだから文字通り神が降臨していたといえるだろう。

聖桜学園祭

http://聖桜学園祭.com
http://xn--hdsp4hnson9qv2h.com/

本当に有るのかとおもいきや、作ってる人がいました。
私もみたとき、ドメイン取りたくなった一人です。
しかし。。30年後の世界で高校生が16進バイナリはいじらないと思うが。。。

むっちーの家

むっちーの家は、2030年という少子化が問題かされているのにもかかわらず、兄弟の多い家だった。
しかも、なんとなく昭和臭さを感じるのは私だけだろうか?

子供机には、シールがいっぱい張っていそうだ。
「シャーマンカーン」のシールが張っていたら、昭和のにおいがプンプンだなぁと思うが。。このキラシールに心当たりがある人、知っている人、持っていた人あるいは、いまでも手元に持っている人は挙手。

試験の前日

「こち亀」全巻読破、横山光輝の「三国志」全巻読破。部屋の片付け、やってないゲームのクリアなどなど、試験が近くなると、そんなことがやりたくなるから、不思議ではある。

そして、友達と夜中にあって一晩中話をする。私は試験前には、やらなかったけど夜中に友達同士が集まって、何かしたという記憶はたくさんある。
趣味が一緒の友達というのも大切だが、きっと友達と一緒にいるというのが大切なのだ。

友達

学生の時に出会った友達は、一生モノの友達だと思う。
そこには、損得感情がないし、相手の悪いところも分かっている。
つらいときには、胸を貸してくれたり、いやな役を引き受けたりする。
それが友達ってものだ。
そんな友達は、たぶん私は多い方でないかと思う。本当に友達には恵まれたんじゃないかなぁと思うのだ。
皆さんも、古くからの友達は大切に。

まぁいろいろあって、会えない友達や、けんか別れしたまま
会ってない友達も中にはいるけどね。
それをすごく気にしていた時期も私にはあったけれど、ある時から、それは仕方のないことだったんだって思うようになる。
だから、もし、そんなことで悩んでいても、自分なりの結論が出る日が来るかと思う。

話を戻して、今回の光香とむっちの、この流れもかなりいいなぁと思ってしまうのだ。

サブタイトル

英語で書くとこうなる。

「Cinnamon sugar raised happiness.」 

直訳すれば、「シナモンシュガーで膨らませた幸せ」
たぶん。俺英語は苦手だから、こんな感じになると思う。
raised は、一段高いという意味もある。ポーカーなんかでチップを上乗せするときにも「レイズ」というしね。そんな意味がふつうの意味なのだけどそれ以外にも、(酵母で)ふくらませたという意味もあるらしい。
今回のストーリーのキーワードとなる「ドーナッツ」と「むっちー」という流れがあるのでやはりここは、「一段高い」といういみを取るよりも、「膨らませた」という意味で訳す方が自然なのかなと思ったわけだ。
raise には「元気づける」という意味合いもあるから、なんとなく、今回の話の意図が分かってくる。

全体的に

今回の、サブタイトルの意味を考えた場合、構成的によくできているなぁと思った。というのも、今回「元気づけた」のは光香がむっちーを元気づけたのだ。しかし、生徒会で先輩が卒業して一人で泣いていたとき、「元気づけた」のはむっちーだ。しかも、その後、学美が転校してくることによって、光香は一人ではなくなった。今回の一番最後のシーンである生徒会名簿のシーンで、光香は今が幸せだと言っている。

シナモンシュガーは、砂糖にスパイスのシナモンを混ぜた物。私はシナモンが大好きで、ミスドのシナモンドーナッツがかなり好きだし、ある喫茶店に行くとかならずシナモンティーを飲んでしまう。
シナモンは、癖があって最初はだめな人も多いのかもしれないが、慣れてしまうと、シナモンが少なめだと物足りなくなってくる。

そんなことから、私としてはシナモンシュガーは、学美やむっちー芽衣、そして桃の4人。癖がある人たちだけれど、癖に慣れるとやみつきになることから、そんな人たちが、合わさって光香の幸せを膨らませた。
そういった意味合いから、このストーリー構成になったと考えたいなと思うのだが。。
そう考えると、よくできているなぁと思う。

そんなことから、この話も、ストーリーの出来はかなりいいと思う。
私の好みで言えば、第5話の方が好きなのだが、この話もよくできている。そして、この話があるおかげで、第5話の芽衣に手紙を書こうという発想が同じだったのも、何となく説明がつく感じがするのだ。
この辺は、本当によくできていると言うしかないだろう。

主人公

さて、まなびストレートの感想を書いていて、この物語の主人公は実は学美じゃなくて光香なんじゃないかという、マイミクのONさんからのコメントをいただいたが、私もその通りだと思う。

この物語は、がくえんゆーとぴあ まなびストレートだ。
これと、似たような手法として「涼宮ハルヒの憂鬱」これがやっぱり出てくる。
私が思うところだが、涼宮ハルヒシリーズの主人公はキョンだと思う。
そして、ヒロインは長門とみくる。特に長門だと思うのだが。  
タイトルには、涼宮ハルヒと銘打ってる。まなびストレートもこれと似た印象を受けるのだ。

コメント


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Last-modified: Sat, 22 Nov 2008 05:57:47 JST (5625d)