Top > くじびきアンバランス > 第12話「ゆめをかなえてみよう。9点」 くじびきアンバランス第12話「ゆめをかなえてみよう。9点」 放送日2006年12月23日(tvk) あらすじ千尋が生徒会長就任を辞退すると聞いた時乃は落ち込んでいた。そんな時、時乃は生徒会室にいる律子を訪ねる。律子と二人っきりで話す時乃。時乃は、千尋が好きなのは律子で、落ち込んだ千尋を助けられるのは律子しかいない。だから、笑っていない千尋を見るのは嫌だから、千尋を助けてあげてと懇願する。そんな律子は、千尋ちゃんは強いから大丈夫だと語り時乃を家に帰すのだった。律子は時乃と別れると如月家へ向かう。そこで、香澄に真剣での勝負を挑んだ。香澄は容赦なく律子めがけて刀を振り律子の顔に刃が突き刺さろうとした瞬間、微動だにしない律子を切り伏せることはできなかった。香澄は無意識的に律子に頼っていたのだった。 千尋は走っていた。千尋の行き着いた先には律子が待っていた。立橋院生徒会長の証であるヘルメットを脱いでいる律子。律子は自分が久しぶりの「りっちゃん」だと千尋に語る。そんな千尋は安心し、そして律子に生徒会長になるために誰かを巻き沿いにしてはいけないから辞退すると、その胸中を語る。律子から言い出し二人は手をつなぐと、いままでの律子が思ってきたこと、がんばってきたこと、そして留学すること、最後に立橋院の生徒会長になってと千尋に語るのだった。 次の日、生徒会全権の委譲式。律子の姿は学院にはなかった。千尋は律子が言っていた「千尋ちゃんがまもってくれる。時乃ちゃんが笑ってくれる」そんな言葉を思い出していた。そして、戴冠の時がやってきた。時期生徒会だった、榎本千尋、秋山時乃、上石神井蓮子、朝霧小雪はめでたく立橋院生徒会に就任した。全校生徒の前で就任の挨拶、祝いの白い鳩の糞が千尋の靴めがけて落ちてきたのだった。 感想おもしろかった。かなりおもしろかった。 今回の見所は、やっぱり律子ではないだろうか。 律子は、立橋院生徒会長の証であるヘルメットを脱いだ。 それは生徒会の世代交代という意味と、千尋の「りっちゃん」になるという意味での2種類の意味に取ることができる。 そして、ラブコメという意味では律子は退いた。 そして、時乃と千尋がうまくいったかというと。。。そうでもない。 うまいなぁ本当にうまくすべてのラブコメ要素をうやむやにした。 さて、声優の話に移ろう。 低い声の時は、立橋院生徒会長としての責任が律子の頭にはのしかかっている。 そして、もう一つ。声優の演技といえば、野中藍さんも良かった。 くじアン全体にいえることだが、脚本の台詞回しもうまい。 「千尋お兄ちゃん、やめるのをやめてくれないかな」 これはうまい。小雪の思いがすべてにつまった台詞だ。 と、このような感じで、かなりべた褒めの状態だが、悪い点は無かったかというと このような点はあるものの、第4話と第8話の千尋と律子の関係を表現する回でのシナリオの良さ、演出の高さはかなりのものと思われる。 良い最終回だった。 コメント |