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くじびきアンバランス

第8話「むかしのことをわすれている。7点」

放送日

2006年11月25日(tvk)

あらすじ

律子の誕生日、千尋は時乃に誘われて律子の家にプレゼントをもって出かける。ケッテンクラート家では誕生日パーティーが盛大に行われていた。この日は誕生日だけではなく律子が婚約を発表した日でもあったのだ。婚約発表を聞いて驚く千尋達だったが、同時に律子を祝福する。律子と話をしていた時乃は、親が決めたという婚約相手にドキドキしていない律子を不思議に思ったのだった。そんな時、律子は千尋をダンスに誘う。二人ともとても良い雰囲気で踊っているところ見た時乃は、律子の家からの帰り道、千尋に好きかもしれないと告白するのだった。

感想

場違いのところにきた、千尋。

いつも通りの、時乃。

そして、婚約した律子。

さて、サブタイトルにある
「むかしのことをわすれている」のはだれなんだろう?
千尋なのかなぁ。

今回の話は、読み解くのが相当難しい。
というよりも一つの答えはないと言った方が適切かもしれない。

サブタイトルにある意味も、

千尋が抱いている感情も。

時乃が思っていることも。

律子の心理描写が。。。。

すべて、台詞には出てこない。

捉え方は視聴者にお任せしますよという制作側の意図なのだろう。

唯一でてきたのは、一番最後のシーンの時乃の告白なのだが。
これは、第4話で千尋と律子が一つの赤い傘を差して
時乃から離れていった。そのときの描写から、時乃が抱いた感情の
答えなのではないかと、私は捉えている。

さすが、やるなぁくじアン。今回は、第4話と同じくらい、シナリオ的に見れば濃い内容の回ではなかったかと思うのだ。時乃と千尋、そして、律子を巡るこの話のテーマとなるところで、今回の話は特に明確な一つ答えを、出さないあたりが素晴らしい。

時乃は、なんでもオープンな性格だから、千尋と律子のダンスを見て、
そして第4話でのラストシーンである相合い傘という、閉鎖的な空間にいる千尋の姿をみて。
千尋において行かれた。という、ある種の強迫観念のようなものにとらえられたのではないかと思う。そして、第3話で、恋愛はある種の強迫観念だ。と結構
的を射た恋愛の心理的な側面から述べていることからみると
この時乃の行動は、かなり納得するものがあるし、キャラ的に言っても、行動の妥当性という面から見れば、いままでの話で時乃がとってきた態度を見れば、妥当な行動ではないかと思うのだ。

さて、ここで、疑問になってくるのは、千尋と律子。二人の心理描写である。
二人とも、あまり自分の感情を言葉に出さないキャラだ。
律子に至っては、表情にも感情が出ないのでとても分かりにくい。

ダンスを踊っている律子は、たしかに千尋を意識していたように私には見えた。
律子は、彼女の婚約者には絶対見せないような、しかも今まで初めて見る表情を千尋に見せていた。それは、きっと淡い恋心が律子にはあると言うことを示唆すると思うのだが、最後のシーンで父親にかたる一言の意味するところは、なんだろうと
気がかりになる。

そして、千尋だが千尋もダンスの最中には律子を意識していた。
昔の律子との思い出を思い出すかのように、踊っていたようにも見える。
それは、律子も同じかもしれないのだが。。
この二人は、恋心以外にも昔の思い出という共通した部分もある。
だから、このダンスのシーンは一概に、二人の恋心を描写したシーンであるかというとそうでもないと思うのだ。

そもそも、どうして律子は千尋とダンスを踊ったのだろう?

この、二人の心理描写をするためにわざわざダンスを踊らせた意図が
まだ分からないのだ。
この伏線を、どう解決するのかは、これからの話にかかっているのかなとも思われる。

律子が千尋にダンス誘い踊った理由。

時乃が、千尋に告白した理由。

千尋が律子とダンスを踊っている最中の心情。そして時乃に告白されたときの
心情。

この3つは、3人のそれぞれの過去の出来事からは想像できない未来だったのではないかと思う。そして、このサブタイトル「むかしのことをわすれている。」というのは、3人に共通して、昔の3人からは考えられないような行動という意味合いを込めて、このサブタイトルにしたのではないのかなと思うのだ。

問題の最後のダンスシーンだけは、台詞がなく第4話でみせた雨降る中、律子と千尋の相合い傘のシーンと同じ手法でキャラの描写を行っている。
ここの解釈はとても難しいと思う。
私が読み解いたのはほんの一例にしか過ぎないはずだ。
それぞれの視聴者によって、感想がかなり変わる作品ではないかなぁと
思う。また、このような手法をうまく物語に取り込みながらラブコメを形成し
読めないストーリー展開を作るのはさすがだと思う。

よくある、千尋の周りを取り巻くヒロインのハーレム的な展開にするのは簡単なのだが、最終話でどのようなところに、落ち着くのかが、これからの見所ではないかなとおもうのだ。

コメント


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Last-modified: Sat, 22 Nov 2008 05:57:30 JST (3617d)